こんにちは、マクシブ総合会計事務所です。




皆さんは「会計」について深くご存知でしょうか。
会社経営をしていく上で、会計の知識を持っているということはとても大きな武器になりますし、経営者がキャッシュフローや利益の動向を把握しておくというのは、とても重要なことといえます。
本日は、「経営者が知っておくべき会計の知識」についてご紹介します。
会計とは何なのか?
会社経営を行っていく上での会計の基礎は「年間を通じた損益がいくら出ているのかを確認する」ことです。
会社の会計は大きく分けて「財務会計」と「管理会計」の二つの種類があります。
財務会計とは、外部の利害関係者に対して自社の営業活動の結果を明らかにする会計情報のことを指します。外部への報告や、納める税金の計算を目的としているため、全法人に共通のルールが設けられています。
管理会計とは、会社内部の管理を行うために用いる会計情報のことを指します。
社内で使用するものとなりますので、特にルールは定められていません。
管理会計は会社の状況をうつしだすものなので、これから先どのように会社を動かしていくのか、会社経営に大きな影響を与えるものとなります。
経営者が本当に知るべき会計の知識は?
近年では会計ソフトの利用により、日々の取引を記帳すれば誰でも簡単に自動的に月次の損益を確認することができます。
利益が出すぎている場合には税金対策を行い、赤字の場合は経営を立て直すためにコスト削減を考える経営者の方も多いことだと思います。
しかし、これだけでは経営者の会計知識としては十分とは言えません。それでは、経営者として会計のどのようなポイントに着目していけばよいのでしょうか。
決算書とキャッシュフロー計算書を理解する
会社の経営や財務の状況を深く理解するには、決算書を読み解くための知識が必要となります。
決算書とは、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書などのいわゆる財務諸表のことを指します。
すべての項目を理解する必要はありませんが、以下の項目には着目していきましょう。
貸借対照表(B/S):自己資本比率に着目。
自己資本比率は、会社の純資産がどれくらいあるのかを示すものとなります。
以下が、自己資本比率を出す計算式となるので覚えておきましょう。
純資産÷総資産(資産の合計)=自己資本比率(%)
貸借対照表の見方について詳しく知りたい方は以下の記事も参考になさってください。


損益計算書(P/L):5つの利益に着目。
損益計算書を見る際に大事なポイントは、①売上総利益②営業利益③経常利益④税引前当期純利益⑤当期純利益がプラスになっているかを見ることです。
特に経常利益がプラスになっている会社は本業でしっかり稼げているという見方ができます。
最終的な当期純利益がプラスなだけでは、経営状況が良いとは言いきれないということを覚えておきましょう。
損益計算書の見方について詳しく知りたい方は以下の記事も参考になさってください。


キャッシュフロー計算書:3つの活動における現金の増減に着目。
キャッシュフロー計算書では、①営業活動②投資活動③財務活動という3つの活動における現金の増減を表しています。
その現金の増減に当てはめて、「〇〇型」という型式が8パターン存在しています。
どの会社も8パターンのうちどれかには当てはまるので、それを確認することで会社の経営状況を知り解決策を導き出すことができます。
8つのパターンについては、以下の記事をご確認ください。


最終的には会計のプロに依頼しよう!
いかがでしたか?
会計の知識をつけて決算書を確認したうえで、税理士と相談して経営方針のアドバイスをもらい、自社の経営状況や特性や傾向を知るのは大事なことです。
しかし、そのためには「正確な決算書」が必要となってきます。
日々の会計処理が間違っていれば、出来上がる決算書も間違っているため正しい判断ができません。毎月の会計処理に不安を感じている方は、税理士常駐の会計事務所に経理代行を依頼するのも良いかもしれません。


マクシブ総合会計事務所では、日ごろの会計処理から税務の相談まで、ワンストップで代行させていただいております。
毎月の記帳業務が煩わしい、税務のことはよく分からない…そのようなお悩みは「経理代行サービス」の導入で解消してしまいましょう!
経理業務においてお悩みのお客様は、初回の無料面談をご予約いただければと思います!


📞03-6450-1117
経理外注・記帳代行センターHP
マクシブ総合会計事務所
ご登録はコチラ → ◇FASクラブ メルマガ◇


東京税理士会(登録番号:112259)
監査法人トーマツに入社し会計監査及び株式公開支援業務に従事。その後、野村證券株式会社において資金調達やM&Aに関する財務戦略の提案業務を手掛け、また、ベアー・スターンズ証券東京支店では不動産融資及び証券化業務に携わる。
2008年に独立し、マクシブ総合会計事務所及びマクシブ・アドバイザーズ株式会社を立ち上げ代表に就任。