こんにちは。マクシブ総合会計事務所です。


今日は前回に引き続き外国人雇用における社会保険加入手続きについて解説します。
前回は外国人雇用の当たっての各種社会保険の概要をご説明いたしました。


今回はもっと深掘りして、具体的にどういった手続きが必要なのかをご紹介いたします。
健康保険厚生年金保険の加入手続き


健康保険及び厚生年金保険の加入に関して、「健康保険厚生年金保険 被保険者資格取得届」の提出が必要なことは日本人を雇用する際と同様です。
ただ、外国人雇用の場合には、この書類の記入の際に何点か注意事項があります。
参照:日本年金機構
(1) 資格取得届
まず氏名欄に外国人の氏名を記入する際、外国人にはミドルネームがあることが多いですよね。
この場合にはミドルネームは「(名)」の欄にファーストネームと共に記入します。
また氏名を記入する際にはローマ字にて記入し、フリガナは通常通りカタカナにて記入となります。
その他の記入に関しましては通常の手続きと同様になります。
(2) ローマ字氏名届
外国人の健康保険厚生年金保険の加入手続き時には資格取得届のみならず「ローマ字氏名届」の提出が必要となります。
こちらの書類はローマ字氏名がある人が提出する書類となっており、対象者の基礎年金番号や生年月日等を記入し資格取得届と共に提出します。
この際記入する氏名のローマ字はすべて大文字での記入となります。
参照:日本年金機構
(3) 添付書類
添付書類として「在留カードの写し」が必要となります。
こちらは在留カードをコピーしたものを添付します。
サイズや白黒、カラーの指定は特にありません。
雇用保険の加入手続き


雇用保険の加入手続きの際にも、外国人雇用の場合には注意事項が何点かあります。
参照:厚生労働省
(1) 資格取得届
外国人の雇用保険の資格取得の際には通常の記入欄に加え17~22の欄にローマ字氏名、国籍、在留資格等を記入しなければなりません。
基本的に内容は在留カードに記載してあることを基に記入していきます。
また「17.被保険者氏名(ローマ字)」の欄は全てアルファベット大文字で記入します。
(2) 添付書類
雇用保険の資格取得の手続きの際にも、健康保険厚生年金保険と同様に、在留カードの写しを添付する必要があります。
おわりに…


いかがだったでしょうか。
外国人雇用の為には提出が必要な書類が追加で何点かあることをご理解いただけたかと思います。
通常の日本人雇用では提出しない書類の提出が必要となりますので注意が必要です。
これらの書類を提出し適切に雇用の手続きを進めて行きましょう!
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【監修】税理士:金子 太妥志