マクシブ総合会計事務所
税務

税務上の扶養控除について!対象者の所得金額や要件について。

こんにちは!マクシブ総合会計事務所です。

あわせて読みたい
社宅家賃の本人負担額についてこんにちは。マクシブ総合会計事務所です。 http://maxiv.blog/?p=1231 福利厚生や節税対策の一環として...

まだ暑さが残る9月ですが、今年の冬は寒さが厳しいという予報もあるので、夏の季節を楽しめるのも今のうちかもしませんね!

今回は「扶養控除」についてご説明いたします。
2020年(令和2年) は税制改正によって、所得税における扶養控除対象者の合計所得が48万円(従来よりプラス10万円)まで上がりました
扶養控除の制度は一見簡単そうに見えますが、正確に理解されている方が少ない論点ですので、是非チェックしてみてください!

そもそも「扶養」とは?


そもそも「扶養」とは? 辞書で引くと「助け養うこと」を意味します。
この単語を耳にするのは、年末調整の際に従業員が会社に提出する「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」でしょうか?
年末調整によりサラリーマン等の給与所得者が1年間の所得税を確定させる際に、扶養控除を課税所得から差し引くために必要となる書類です。

以下では、所得税や住民税における扶養控除の対象者や、扶養控除の金額についてご説明していきます。

所得税における扶養控除とは?

まず最初は誰もが馴染みのある「所得税」における扶養控除の対象者から見ていきましょう。

● 扶養控除の対象者
以下の4つの要件全てを満たす人扶養親族といい、扶養親族のうち12月31日時点での年齢が16歳以上の人(以下、「控除対象扶養親族」といいます。)が扶養控除の対象となります。
なお、配偶者に適用される「配偶者控除」はここでは触れず、別の機会にご説明いたします。

(1) 配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族をいいます。)
又は都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。

(2) 納税者と生計を一にしていること。
※「生計を一」とは、同居してなくても 生活の財源が同じ であれば当てはまります。

(3) 年間の合計所得金額が48万円以下(令和元年分以前は38万円以下)であること。
(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

(4) 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。

● 扶養控除の金額
課税所得から差し引ける扶養控除の金額は以下の通りです。

・一般の控除対象扶養親族 …1名につき38万円控除

・特定扶養親族 …1名につき63万円控除

・老人扶養親族
…同居老親等以外の者 48万円
…同居老親等     58万円

※特定扶養親族とは、控除対象扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が 19歳以上23歳未満の人 をいいます。
※老人扶養親族とは、控除対象扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が 70歳以上の人 をいいます。

参照:国税庁HP

住民税における扶養控除とは?

● 扶養控除の対象者
所得税の扶養控除の対象者と基本的な考え方は同じです。

● 扶養控除の金額
所得金額から差し引くことができる扶養控除の金額は以下の通りで、所得税における扶養控除よりも少ない金額となっています。

・一般の控除対象扶養親族 …1名につき33万円控除

・特定扶養親族 …1名につき45万円控除

・老人扶養親族
…同居老親等以外の者 38万円
…同居老親等     45万円

扶養控除について押さえたいポイント

(1)夫婦共働きのケースについて
もし共働きの夫婦が16歳以上のお子さんを扶養控除したい時、夫又は妻のどちらの扶養控除に入れるのが良いでしょうか?

「所得税」は収入が多いほど税額が高くなるので、仮に夫の収入が多い場合は、夫の扶養控除としてお子さんを扱えば夫婦トータルでの税金が抑えることができます。

(2)扶養控除に関する103万円の壁について
扶養控除を受けるためには、その控除対象扶養親族の給与収入が 103万円以下 である必要があります。これがいわゆる103万円の壁です。
なお、個人に対して所得税又は住民税が発生しないボーダーラインは以下の通りです。

・「所得税」の場合は、年収が103万円以内
・「住民税」の場合は、年収が100万円以内

上記の金額を超えた給与収入があると、その人自身に所得税の支払い義務が発生します。
扶養控除を受けるために、給与収入を103万円以下に抑えても住民税が発生するケースがあるのはこのためです。

最後に…

今回は税務上の扶養控除を中心にご紹介しました。
養う人数が多いと生活費も増えますが、今回のような扶養控除を使うことによって税金の節約もできますので、忘れずに扶養控除の申告を行いたいですね!

マクシブ総合会計事務所では、今回の扶養控除に関わる年末調整の業務をはじめ、中小企業様の経理業務や記帳を代行しています。
お困りのお客様はぜひ一度ご相談ください!

📞03-6450-1117
経理外注・記帳代行センターHP
マクシブ総合会計事務所HP







ABOUT ME
マクシブ総合会計事務所
都内の会計事務所~マクシブ総合会計事務所~が運営するブログです。 中小企業向けの経理や税務のお助け情報や、豆知識をご紹介しています。 是非ご参考になさってください!