【初めての税務調査】税務署から連絡が来た時に慌てないための初期対応マニュアル

こんにちは、マクシブ総合会計事務所です。

ある日突然、税務署の調査官から電話がかかってきたら、誰でも動揺してしまうでしょう。最初の「連絡」を受けた時点での対応が、その後の調査のスムーズさ、そして結果を大きく左右します。
この記事では、「初めて税務調査の連絡が来た!」という方のために、慌てずに、冷静に対応するための初期マニュアルを、会計事務所の視点から解説します。
目次
ステップ1:冷静に!最初に確認すべき重要事項3点

税務署の調査官からの電話は、一方的に話を進められがちです。焦ってその場で結論を出さず、まずは以下の3点を必ず確認しましょう。
| 確認事項 | なぜ重要か |
| 1. 調査官の氏名と所属部署 | 後の連絡や、顧問税理士への報告のために正確に記録が必要です。 |
| 2. 調査対象の「税目」と「期間」 | 法人税、消費税、所得税など何の税目が対象か、何年度分を調べるのかを把握します。準備すべき資料が定まります。 |
| 3. 調査希望日 | 調査官の希望日を聞き、その場で即答せずに「税理士と相談して折り返します」と伝えます。 |
その場で調査日程を確定してはいけません。
調査の日程は、必ず顧問税理士と相談してから決定してください。連絡から調査実施まで、税理士のスケジュール調整と資料準備のための十分な期間(最低でも2〜3週間)を確保することが極めて重要です。
顧問税理士がいない場合には、知人のつてを頼るなりして早急に税務調査の経験豊富な税理士を探し、税務調査への立ち合いを依頼することをお勧めします。よほどの専門的知識がない限りご自身で対応することは避けましょう。
ステップ2:最優先事項!顧問税理士へ即座に報告

調査の連絡を受けた後の最優先事項は、顧問契約を結んでいる税理士への報告です。
税理士への報告内容
- 誰から、いつ、どのような内容の電話があったか
- ステップ1で確認した重要事項(氏名、税目、期間、希望日)
- 税務署に折り返す約束をした期日
税理士に連絡するメリット
税務調査において、税理士は単なる立ち会い人ではありません。
日程調整の代行
調査官との交渉を含め、貴社の準備状況を考慮した最適な日程を調整してくれます。
リスクの洗い出し
過去の申告内容から調査官に指摘されそうなポイントを事前に予測し、必要な資料や主張の準備を進めてくれます。
心理的な負担の軽減
プロが間に入ることで、経営者・経理担当者の精神的な負担を大きく軽減できます。
ステップ3:調査当日までの「準備」を始める

税理士が日程調整と方針決定を行っている間に、貴社側でも準備を開始します。
調査資料の確認と整理
調査対象期間の以下の資料をすぐに取り出せるように整理します。
- 総勘定元帳、仕訳帳
- 請求書、領収書、契約書などの証憑類
- 銀行通帳
- 固定資産台帳、在庫表など
調査場所の確保
調査は通常、貴社の事務所内で行われます。調査官が静かに作業できる、以下の条件を満たした場所を確保しましょう。
- 来客や従業員に邪魔されない独立したスペース
- 机と椅子、電源、インターネット接続(任意)
従業員への周知と教育
調査期間中は、従業員への配慮も必要です。
- 調査官の氏名と、調査に来ていることを事前に伝えておく。
- 調査官から何か質問されても、「担当の〇〇(経理担当者名)か、税理士に確認してください」と答えるように徹底する。勝手な発言が、誤解や不必要な指摘を招く可能性があります。
まとめ:最初の行動が「成功」への分かれ道
突然の税務調査の連絡は驚きかもしれませんが、まずは冷静に「確認」「報告」「準備」の3つのステップを踏んでください。税務調査対応の経験豊富な税理士に依頼することで、初めての調査でも必要以上に慌てることなく、税法に基づいた適正な対応が可能です。
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東京税理士会(登録番号:112259)
監査法人トーマツに入社し会計監査及び株式公開支援業務に従事。その後、野村證券株式会社において資金調達やM&Aに関する財務戦略の提案業務を手掛け、また、ベアー・スターンズ証券東京支店では不動産融資及び証券化業務に携わる。
2008年に独立し、マクシブ総合会計事務所及びマクシブ・アドバイザーズ株式会社を立ち上げ代表に就任。








